「水耕栽培を始めたいけど何をそろえればいいの?」
「いくらかかるの?」
「食費の節約になるってホント?」
そんな疑問に実際に育ててきた私が答えます。
結論から言うと、道具は約7,000円でそろいました。
でも、食費の足しにはなりません。
水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料で野菜を育てる方法です。
私は室内でサラダミックスと小松菜をよく育ててきました。
この記事では、使った道具と育て方の流れ、つまずいたところを正直に書きます。
結論:楽しみで始める人向け。節約目的だと失敗する
水耕栽培は、調べたよりずっと手がかかります。
「食費が少しでも浮いたらいいかな」という気持ちで始めると大体失敗します。
野菜がとれても道具代と手間を考えると全く割に合いません。
向いているのは「育てるのが楽しい」「自分で育てた野菜を食べてみたい」という人。
要は、趣味でやりたい人です。
そろえた道具と費用
私が実際にそろえたものです。
- 水耕栽培用の容器(アリエクスプレスで購入、2個セット):1,113円
- 豆苗プランター(ダイソー):100円
- LEDライト(BRIM FLORA3本ヘッド):4,302円
- 液体肥料(微粉ハイポネックス 500g):約1,300円
- ハイドロボール(ダイソー):100円
- ピンセット(ダイソー):100円
合計は約7,000円でした。
水耕栽培用の容器
いちばんよく使ったのは、アリエクスプレスで買った水耕栽培用の容器です。
商品名は適当に翻訳した訳のわからない名前なので要約すると「水耕栽培キット」。
色は黒で、2個セットを1,113円で買いました。
ほかにダイソーの豆苗プランターや、ペットボトルとプラカップで手作りした装置も試しました。違いは、あとで紹介します。
LEDライト
室内で育てるには、LEDライトが必要です。
私が使ったのは、BRIM(ブリム)FLORA 植物育成ライト LED 26W 3000K(3ヘッド、BK 暖色系)です。
2026年3月6日にAmazonで4,302円で買いました。
1日12時間つけています。
窓際の日光だけで育てるのはおすすめしません。
条件によっては、まったく育ちませんでした。
液体肥料
水耕栽培では、土のかわりに液体肥料を水に混ぜて使います。
私が使ったのは、微粉ハイポネックス(500g)
箱の裏に「ハイドロカルチャーや水耕栽培には1000倍でお使いください」と書いてあります。
水1リットルに、付属の1g計量スプーンで1杯が目安です。
私は、この表示どおりに使いました。


使うのは水を替えるたびにです。
あらかじめペットボトルに2リットルくらい肥料入りの水を作っておいて、水替えのときにそれを使っていました。
そのほうが、水替えが楽です。
気をつけたいのは肥料の一部が沈殿することです。
使う前にペットボトルをよく振ってから使いましょう。
ハイドロボール
ハイドロボールはダイソーで買いました。
小、中、大粒があって、私は小と中を使いました。
おすすめは小粒です。 根がぐらつきにくいからです。

育て方の流れ
発芽のさせ方は2通りやりました。
方法①:ペーパータオルで発芽させる
- タッパーに水でびしょびしょにしたペーパータオルを敷く
- 種をのせて、乾かないようにふたをする
- 芽が出たら水耕栽培の容器にセットする
方法②:ハイドロボールで発芽させる
- 豆苗プランターにハイドロボールを入れて種をまく
- そのまま発芽させる
- 本葉が見え始めたら、水耕栽培の容器に植え替える

発芽はどちらも2〜3日と早かったです。
肥料は水耕栽培の容器にセットしてから入れます。

発芽のときの注意点
スポンジはおすすめしません。
根がスポンジに入り込んで植え替えのときに根がブチブチ切れてそのまま枯れてしまいました。
ハイドロボールは深さを出さないとグラグラします。
浅いと苗が倒れて作業がやりにくいです。
いちばん大事なのは水の管理
育ててみていちばん難しかったのが水の管理です。
水位は根の8割が浸かるくらい。
入れすぎると根が息をできなくなって枯れます。
水が汚れたら替える。
油が浮いてきたら、すぐに替えます。
一日の世話と手間
水耕栽培は「放っておけば育つ」ものではありません。
私の一日はこんな感じでした。
- 朝:LEDライトをつけるだけ
- 夜:根や葉の状態を確認する。3日おきくらいに水を替える
水替えは1つの容器で5分ほどかかります。
汚れたところを掃除したりするともっとかかる場合もあります。
1つなら大したことはありませんが、容器が増えるとそれだけ手間も増えます。
だから最初から容器をたくさん増やすのはおすすめしません。
私は水替えが面倒になったのが失敗のきっかけでした。
続けられる手間かどうか、始める前に考えてみてください。
私の失敗談
失敗①:水替えが面倒で、根が腐った
水替えをさぼったら、根が腐りました。
水を替えるときに根を見たら、いつもは白いはずの根が茶色っぽくなっていて、撫でるとブツブツ切れました。
においはしません。
葉は色が薄くなったり茶色い部分が出たりしていました。
しばらく様子を見ましたが良くならず、あきらめました。
「においがしないから大丈夫」と思わず、根の色と硬さを見るのが大事だと学びました。
くわしくは水耕栽培で根腐れした体験談に書いています。
失敗②:水を入れすぎて枯れた
これは初心者がやりがちです。
「水は多いほうがいいでしょ」と入れすぎたら、葉がしおれて枯れました。
水はたっぷりあるのに上手く育たなくて、理由が全然分からずやる気がなくなりました。
後から水が多すぎて根が息をできなかったのだと分かりました。
失敗③:サラダミックスの収穫を続けすぎた
サラダミックスのレタス系は大きくなった外側の葉だけを切って何度か収穫できます。
私は3〜4回収穫してから株を全部抜きました。
でも3回以上収穫すると辛くなって食べられませんでした。
収穫するのはほどほどがよさそうです。
収穫までの日数と味
種をまいてから収穫まで、だいたい1か月でした。
小松菜は株ごと抜いて収穫します。
サラダミックスは、外側の大きくなった葉を何回かに分けて収穫します。
味は売っているものより青臭く感じました。
良く言えば味が濃く感じた。と言うのでしょうか。
小松菜とサラダミックスの違い
よく育てたのは、この2つです。感想はかなり違いました。
小松菜は水耕栽培で大きくするのが難しいです。
スーパーで売っているサイズにするのはほぼ無理そうに感じます。
小さめで収穫して食べるつもりで育てるとガッカリしません。
サラダミックスは簡単で、結構大きくなります。
ただ、3回以上収穫すると辛くなって食べられなくなります。
初心者が最初に育てるなら、サラダミックスのほうが手応えがあります。
容器の比べ方
豆苗プランター(ダイソー):ベビーリーフくらいの小さいサイズで収穫するのに向いています。大きく育てるのには向きません。
ペットボトルとプラカップの手作り装置:丈夫さに欠けて、いまひとつでした。
アリエクスプレスの水耕栽培用容器:いちばんよく使いました。
初心者へのアドバイス
- 少ない株数から始める。 多いと、管理も食べるのも大変
- 窓際の日光だけで育てない。 条件によってはまったく育ちません
- 節約目的で始めない。 食費の足しにはならないので「育てる楽しさ」が目的ならおすすめです
よくある質問
Q. 水耕栽培は初心者でもできますか?
A. できます。
ただ、水の管理に手間がかかります。調べたよりずっと大変でした。
Q. 道具は全部でいくらかかりますか?
A. 私の場合は約7,000円でした。
いちばん高いのはLEDライトの4,302円です。
Q. 食費の節約になりますか?
A. 私の経験では、ほとんどなりません。
楽しみとして始めるのがおすすめです。
まとめ
- 道具は約7,000円でそろった
- 水位は根の8割。水が汚れたらすぐ替える
- 発芽時のスポンジは根が切れるので、ハイドロボールかペーパータオルがおすすめ
- LEDライトを使って、窓際の日光だけには頼らない
- 少ない株数から始める
土で育てた野菜の失敗談は、二十日大根を育てて失敗した話に書いています。あわせてどうぞ。

